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富士登山~その3♪ [登山]

記念写真を撮ったあと、日本一高い所にある郵便局からハガキを出そうということになりました。
赤茶けた溶岩の登山道を、道なりに進みました。
なんとなく身体がふわふわして、足が地に着かない感じがするので、ゆっくり歩きました。
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目的の郵便局は、右側の建物の中にあります。
この辺りから、頭痛と冷や汗が出始めました。
そこの…溶岩の…塊に寄りかかって…休みたい。話すのも億劫…。そんな感じ。
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鳥居のところで座り込んでいる人たちが何人か居ました。
たぶんこの人たちも高山病です。
奥にあるのは、浅間大社奥宮、左側にあるのが郵便局です。
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郵便局の入口です。
ボーっとした頭で、なんとかハガキを書き、投函しました。
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山頂の御鉢巡りをしようということになりました。
まず富士山測候所に向かいましたが、私はもうダメ~。
吐き気がするし、どこでもいいから横になって休みたい…。
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突然、前からブルドーザーが突進してきました!
よろよろと避けて、私は砂埃を浴びてただ唖然と、ブルドーザーが通り過ぎるのを見送りました。
ここは工事現場?いえ、富士山山頂なのです。
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さて、私はもう極限状態。
弟に「私はここで待ってるから行って来て。写真もお願い」と言い、別の場所に直行しました。
別の場所というのはここです。
お世話になったバイオトイレ。
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~弟の写真から~
富士山測候所入口付近。
ここが日本で一番高い場所(標高3,776m)です。
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~弟の写真から~
御鉢巡りの途中の景色。
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~弟の写真から~
御鉢巡りの途中の景色。
登山道を外れて、記念に文字を書いて行く人がいるそうです。
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一周して来た弟と合流し、いよいよ下山を開始しました。
さっきのブルドーザーが下って行った下山道を下りましたが、ゆっくり歩きたくても足が勝手に走ってしまうような急な砂利道で、膝が笑ってしまいました。
でも、高山病の症状は嘘のように消えました。
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下山時は、標識をよく見ていないと間違えて須走り口に下りてしまうと聞いていたので、しっかり標識をチェック。
無事に河口湖方面に下りました。
下山してすぐは、富士山は登るより遠くから眺める山だなーと思いましたが、時間が経ってみると、雲を下に見るあの高度感をまた味わってみたいと思う今日この頃です。
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おわり。
タグ:富士山 登山
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富士登山~その2♪ [登山]

富士山ホテル(山小屋です)は快適でした。
お客さんが少なかったので、夜は小屋の親父さん達と飲み、部屋は一人で二人分のスペースを使わせてもらい、ぐっすり眠りました。

朝4時、スタッフの人に起こしてもらい、起床。
寒かったです。
持っているもの全部を身に着け、まだ暗い外に出て、他のお客さんやスタッフの人たちと一緒に小屋の前に並んでご来光を待ちました。

雲が多かったので、予定より少し遅れて、ようやく上空の雲が赤く染まり始めました。
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4:44

雲の中からのご来光です。
ありがたい気持ちになり、つい合掌してしまいました。
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4:54

山肌に光が差しました。
麓から見たら、きっと赤富士ですね。
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5:05

屋根の上で泳ぐ鯉のぼりも赤く染まり、血色のいい新鮮なお魚に見えます。
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5:05

富士山ホテルを発つ時、今日一番最初の焼印を押してもらいました。
一回200円なのですが、各山小屋で絵柄が違い、五合目から一個残らず押してもらいました。
たくさんあり過ぎて数を数えてないですが、いい思い出の品です。
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6:15

この辺りにくると、体調を崩した人を多く見かけるようになりました。
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7:30

最後の鳥居が見えてきました。
私の体調は、なんとなく頭がふわふわして働いていない感じですが、足はよく動きました。
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8:18

鳥居をくぐって、狛犬さまに見送られ、そして遂に、山頂に到着しました。
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8:23

富士山山頂の案内図です。
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8:33

御鉢の向こうに見える高台に位置する建物は、富士山測候所です。
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8:51

山頂から河口湖方面を眺めました。
三日月の形をしているのは、たぶん河口湖。その左奥に八ヶ岳が見えます。
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9:13

少し高い所から、さっきまで居た売店の建物を眺めました。
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9:18

溶岩の斜面を登って、一番高い所にあると言われている鳥居までやってきました。
ちょっと勢いをつけて登ったせいで、この後一気に高山病の症状が出てしまいました。
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9:21

つづく…
タグ:富士山 登山
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富士登山~その1♪ [登山]

尾瀬がオフシーズンに入ってしまったので、他の山のことなど書きたいと思います。
まずは富士山(標高3,776m)。

今年は富士登山がブームだったと聞きました。
ブームなんていう言葉を聞くと、尾瀬もそうですが、富士山は『山』というより『観光地』なんだなーと思います。
そういえば、私も弟から「一生に一度は登っておいた方がいいんじゃない?l」と誘われ、2006年8月上旬に富士山に登りました。

これが、二番目に高い北岳(標高3,193m)に誘われたのなら、「そんなに高い山!体力ないし、登山技術もないから登れないよ~!!」と断っていたに違いありません。
それが、何故に日本一だと登る気になったのか???
やっぱり、「日本一高い山」というフレーズが心に響いたからでしょうか。

2006年8月6日、スバルラインがマイカー規制のため通れず、料金所手前にある無料駐車場に車を停め、仮眠をして日の出を迎えました。
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5:16

シャトルバスにて、富士山五合目(2,305m)に到着。
以前、スイスのユングフラウヨッホ(標高3,454m)で高山病になり辛い思いをしたので、喫茶店で二時間程過ごして身体を高所に慣らしてから歩き始めることにしました。
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7:17

神社で安全登山と無事下山をお祈りした後、富士登山経験者の弟の案内で、吉田口と呼ばれているルートで山頂を目指すことになりました
しばらくは広い平坦な道をダラダラと歩きました。
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9:14

ここからちょっと登山道っぽくなりました。
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9:33

六合目(2,390m)から七合目(2,700m)までは、幅の広い登山道をジグザグに登って行きました。
砂煙がすごくて喉がいがらっぽくなるので、常にキャンディをなめていました。
上を見ると、七合目の最初の山小屋「花小屋」が見えています。
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11:45

花小屋を過ぎると、ごつごつした溶岩の歩きにくい登山道になりました。
小学生と思しき子供が平気で登っていきます。
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12:20

いくつかの山小屋を過ぎ、本七合目の鳥居荘前まで登ってきました。
目の前に真っ白な入道雲があり、その前に赤い鳥居という風景!
こんなの下界では見ることが出来ないよー、さすが富士山は違うなぁと、妙に感激したりしました。
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13:45

時々振り返って七合目の山小屋と雲を下に見ながら、更に高みを目指しました。
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15:16

八合目(3,250m)まで登ってきました。
空が青いです。
なんとなく、空気が薄いような気がしますが、今のところ高山病の症状は出ていません。
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16:29

八合目の上は九合目かと思いきや、本八合目です。
今夜泊まる予定の山小屋は、鯉のぼりがはためいている所です。
えび茶色の溶岩の道を頑張って歩きました。
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16:44

最後に階段を上ってようやく富士山ホテル(3,400m)に着きました。
少しだけ影富士を見ることが出来ました。
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17:42

つづく…

タグ:富士山 登山
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丹沢・鍋割山 [登山]

私はあまり高い山には登らないけど(登れないというのが本当)、時々低い山に登ります。
丹沢山塊にある標高1272.5メートルの鍋割山(なべわりやま)は、横浜の我が家から日帰りが出来るので、一番多く登っています。
最寄の駅は小田急線渋沢駅。
ここから神奈川中央交通バス「大倉行き」に乗って約12分で終点大倉に着きます。大倉尾根を経て塔ノ岳(標高1490.9メートル)に登る人も多いけど、私は大抵それより楽な鍋割山の方に進みます。

その理由第一位は山頂にある鍋割山荘の鍋焼きうどんが美味しいから。
食後のコーヒーも美味しいし、山荘のご主人草野さんとは同郷なので(草野さんは佐世保、私は佐賀)九州の話で盛り上がります。
それから、ブナ林があること、富士山が見えることなどが魅力です。
一年を通して登れるけど、夏は暑いしヘビが出るのでちょっとお休み。春はトウゴクミツバツツジやすみれなどやはりお花が魅力です。そうそう、春先は野生のシカにも数多くあうけど、野鳥の数が多いのも魅力です。秋は紅葉。冬は陽だまりハイクとすっきりと見える富士山が魅力。

草野さんはすごい力持ちで、毎日100キロ近い荷物を山頂まで運んでいます。山荘の木材も自分で運んで建てたそうだし、登山道の整備も平日に行っています。
尾瀬と違ってお水も山頂まで運ばないといけないので、私も時々手伝います。途中の登山道に草野さんが用意したお水の入っているペットボトルが置いてあり、元気のいい若いお兄ちゃんたちはたくさん、私は気持ちで1本山頂まで運びます。帰りに空のペットボトルを下まで運べば、なんだかとてもいいことをした気分♪
今年は花粉症がひどくないので、久しぶりに登ってみようかなと思っている今日この頃です。


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